外国人労働者の受入

外国人労働者の受入

今日、新年の挨拶に訪問した企業で外国人実習生の受け入れを

5年前から誠実に受け入れてこられた成功話を会社役員の方からお聞きして

今年の四月から外国人労働者の受け入れを実施する政府の政策の不備を

感じていたことが腑におちました。

2019年4月から”外国人労働者の受け入れを実施する制度”は

以前からある”外国人技能実習制度”の変換措置では?

外国人技能実習制度は政府が合法的に認めてきた制度でしたが

実情は労働者不足を補うため、表向きは外国からの技能人材をうけいれて

対応する施策でした。

「善良な受け入れ企業」の対応は外国人の住居(無償)や通勤手段(自転車の無償支給)、

食糧は自身で調達する等の環境を準備して受け入れていました。

一方では「悪質な業者」は、住居や光熱費等を給与から天引きして、かつ最低賃金を

下回る環境で働かせていたという事例が存在していました。

おそらく、今回の外国人労働者の受け入れをする政策は従来の外国人技能実習生制度の

社会的不備を一時的に解消する目的の制度にすり替えたのではないでしょうか。

どちらにせよ、真に日本の労働力不足を根本的に改善する制度の確立には逃げ腰で

ある政府の発想力が現実と乖離しているとしか思えません。

日本国や国民のために成る政策に真正面から対峙していく”政治家”が早く現われてほしいものです。