人手不足の広がり
2019年1月8日の
日経新聞の記事より
今年の4月から
外国人労働者の受入を
向こう5年間で
最大34万人受け入れる。
だが、政府試算では
145万人働き手は不足する。
また、働き方改革では
「残業時間の上限規制」をすすめたり
2020年から大企業には「同一労働同一賃金」を
適用。
2021年からは中小企業にも適用するとの政策。
政策として聞こえはいいのですが、儲かっている大企業は良いとしても、毎年コストダウンを強いられている中小企業は
物理的・経済的にどうやりくりできるか大変になりそうです。
大手企業からの受注に間に合うように、やむなく多くの中小企業はやりたくもない残業をしいられている現状を把握せずに
作っている政府の政策は独り歩きしているようにおもいます。
ある一例として、その昔はトラックの運転手は労働時間も長いが収入も多くて成り手も多かった時代がありました。
S急便のドライバーは仕事の中身はきついが収入が多く稼げるので夢をもった人は体を張って稼いでいた時代もありました。
政府はそういったことを単一的に規制して、運送業界の運転手の成り手を減らしていったといっても過言ではないと思います。
その結果、ドライバー不足でやむなく廃業に追い込まれたり、大手の運送業者に吸収され安い賃金でドライバーを雇ったり
する下請け、孫請け運送会社(個人も含む)が多くできる構造ができ、色んな事故が多く発生する原因に少なからず
影響を及ぼしてきたように思います。人間は生産性が同じで賃金格差が生じると”やる気”や”士気”が落ちるのは当たり前です
そういったことを生まないような制度や根本的に解消する仕組みを作ると人手不足は必ず改善されていくと私は思います。