介護人材不足
2016年12月16日の
日経新聞の記事より
全国の特別養護老人ホームの
2017年9月末現在の調査で
1万7千床の空きがあるとのこと
東京、神奈川、千葉、埼玉、の
地区では、約6千床が空いている。
特に東京都内、目黒、世田谷、
渋谷、圏域が多いとのこと。
理由は入所者3人に職員1人の
配置を求める国の基準は満たすが、
利用者2名に1人の職員を充てないと
十分なサービスが出来ずに事故に
繋がりかねないと、生真面目な
施設長は悩んでいるとのこと。
介護人員の不足のために、やむなく空き部屋が出来てしまうとのこと。
かたや民間の有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅の利用者は増加とのこと。
確かに、特別養護老人ホームの入居費は安価で、民間の施設の利用料の方が高いです。
原因はそこに働く介護職員の待遇ではないでしょうか?
さらに、特別養護老人ホームは病院でたとえると4人部屋で1人1人の仕切りが
カーテンのためで個人のプライバシーがあまり保たれていないのも不人気では。
一方の民間施設は、個室のため、個人のプライバシーが守られているので
入居費が高くても利用する方に選ばれているのではないかと思います。
この二つの問題を国が根本的に改善していくには、介護を受けられる人の
プライバシーを確保する個室の整備とそこに働く全ての介護職員の報酬を
生活できるレベルに引き上げる事が恒久的に介護環境をよくする方法だと思います。